平成30年9月27日(木)・ 28日(金)の両日、大阪市立大学にて開催いたしました第39回日本食品微生物学会学術総会にご来場いただきました参加者の皆様、協賛やランチョンセミナーの開催あるいは企業展示と広告掲載そして飲料提供などを通じて大会を支援くださいました企業・団体の皆様に心より感謝申し上げます。
展示・ポスター会場のスペースを確保するために体育館を使用しましたが、初日は想定以上の多数の参加を得て、その熱気に館内が大変暑くなりました。誠に申し訳ございませんでした。ここに衷心よりお詫び申し上げます。
企業展示の方々やスタッフを含めますと700名を超える多数の方々に参加いただき、口頭発表65題、ポスター発表50題、計115題もの一般演題について活発な発表と討論が行われました。おかげさまで学会としては盛会裏に終了することができたと思っております。心からお礼申し上げます。今回も、厳正な審査により、優れた口頭発表3題とポスター発表2題を選び、それぞれを「優秀発表賞」と「優秀ポスター賞」として表彰させて頂きました。特定の分野に重ならないよう配慮しましたが、各分野ともに優秀な発表が多く審査の先生方には大変お骨折りいただきました
当日は、何かと不行き届きな点、不手際が多々あったものと存じますが、何卒、ご容赦頂けます様お願い申し上げます。 最後に、本学術総会開催にあたり、多大なご指導およびご尽力頂きました諸先生、関係各位、並びに経済的ご支援を頂きました企業・団体各位に、改めまして深く感謝申し上げます。
平成30年10月1日
第39回日本食品微生物学会学術総会長
西川 禎一
第39回日本食品微生物学会学術総会を、2018年9月27日(木)から28日(金)までの2日間、大阪市立大学杉本キャンパスにおいて開催致します。
2017年は腸管出血性大腸菌O157による感染者が複数県にまたがって発生し、分子疫学技術の発達した今日でもなお広域散発事例への対応がいかに難しいかを実感させられました。また、2016年には食品を介した咽頭炎の集団発生など食中毒としては希な事例もありました。その一方で、次世代シーケンサーなどの技術革新を背景に、有用な微生物による生体調節や腸内細菌と疾患の関係に関する研究が近年急速に進み、市民の関心も高まっています。そこで、今回の日本食品微生物学会学術総会では、本学会の主題である食の安全確保に関わるアップトゥデイトな教育講演やシンポジウムと合わせ、腸内細菌の不思議について最先端の研究者にご講演いただく特別企画も設けることとしました。会員の皆様の知的好奇心を十分に満たせるものと確信しております。
一般演題は口頭発表とポスター発表を予定しておりますが、それぞれに優秀発表賞を選考いたします。会員の皆様の積極的なご発表をお待ちしております。企業展示、ランチョンセミナー等も例年どおり予定しておりますので、多くの会員並びに関係者の皆様にご参加いただき、日本食品微生物学会のさらなる発展に向けて後押しいただきますよう切にお願い申し上げます。
第39回日本食品微生物学会学術総会長
西川 禎一
(大阪市立大学大学院生活科学研究科)