平成28年度 日本食品微生物学会 各賞の授賞
平成28年度日本食品微生物学会各賞の授賞を下記のとおり行いました。授賞式は第37回日本食品微生物学会学術総会会期中に行い、「研究奨励賞」および「論文賞」は会務総会終了後に、「功労賞」は学術交流会で、それぞれ山本理事長から授与されました。また「優秀発表賞」は、学術総会2日目のシンポジウムⅡ終了後に、小西学術総会長から授与されました。
研究奨励賞
- タイトル
- 「食中毒菌の迅速検出・定量技術開発と実用化に関する研究」
- 受賞者
- 川崎 晋氏(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)
- タイトル
- 「家畜、家禽肉における食中毒起因菌汚染と薬剤耐性状況に関する研究」
- 受賞者
- 森 哲也氏(一般財団法人東京顕微鏡院)
論文賞
- タイトル
- 「冷凍処理による鶏肉中でのカンピロバクター汚染低減効果に関する検討」
- 著者
- 朝倉 宏*1・山本詩織*1・橘 理人*1・吉村昌徳*1, 2・山本茂貴*3・五十君靜信*1
- 所属
- *1 国立医薬品食品衛生研究所,*2日本冷凍食品検査協会関西事業所,*3東海大学
- 掲載
- 日本食品微生物学会雑誌, 第32巻3号159-166, 2015
功労賞
個人
- 受賞者
- 工藤 泰雄氏
- 授賞理由
- 腸炎ビブリオ研究で数々の学術的成果をあげられ、世界における食中毒状況を発信されるなど食品微生物学の発展に多大な功績を残されるとともに、本学会の評議員を3期(9年間)務められ学会の発展に大きく貢献された。
団体
- 受賞者
- 関東化学株式会社
- 授賞理由
- 1981年から長きにわたり賛助会員として支援いただいており、学会の発展に大きく貢献された。
優秀発表賞
第37回日本食品微生物学会学術総会
- 〇は講演者
- 発表題目
- 飲用水からノロウイルスが検出された食中毒事例
- 受賞者
- 〇芦塚由紀※1, 吉冨秀亮※1、中村麻子※1、小林孝行※1、濱﨑光宏※1、世良暢之※1、梶原淳睦※1、清水良平※2、岡本健太郎※2、友枝哲宏※2、森 一也※3、松尾寿子※3、野田 衛※4
- 所属
- ※1福岡県保健環境研究所、※2福岡県保健医療介護部保健衛生課、※3南筑後保健福祉環境事務所、※4国立医薬品食品衛生研究所
- 演題番号
- A-2
- 〇は講演者
- 発表題目
- HRMAを用いたListeria monocytogenesの簡易迅速MLVA法の開発
- 受賞者
- 〇大島千尋、岩川 愛、高橋 肇、久田 孝、木村 凡
- 所属
- 東京海洋大学食品微生物学研究室
- 演題番号
- B-8
- 〇は講演者
- 発表題目
- 植物素材を用いたBacillus属細菌芽胞の食品中における静菌
- 受賞者
- 〇奥田治子※1、加藤義啓※2、石田 亘※1、宮崎俊之※1、中野宏幸※2
- 所属
- ※1(株)日清製粉グループ本社基礎研究所、※2広島大学生物圏科学研究科食品衛生学研究室
- 演題番号
- D-13
- 〇は講演者
- 発表題目
- 鹿肉に寄生するサルコシスティスの保蔵・加工要因に対する感受性
- 受賞者
- ○澤谷 守※1、本田三緒子※2、平 健介※3、清水秀樹※4、朝倉 宏※5、 小林直樹※1、小西良子※1
- 所属
- ※1麻布大生命・環境、※2ヤマザキ学園大、※3麻布大獣医、※4山梨峡南保健福祉事務所、※5国立医薬品食品衛生研究所
- 演題番号
- P-3
- 〇は講演者
- 発表題目
- 野菜表面における食品添加物の食中毒細菌汚染低減効果
- 受賞者
- ○森永憲子※1、小椋 彩※1、Md Tariqul Islam※1、本城賢一※2、宮本敬久※2
- 所属
- ※1九州大学大学院生物資源環境科学府、※2九州大学大学院農学研究院
- 演題番号
- P-35