平成30年度 日本食品微生物学会 各賞の授賞
平成30年度日本食品微生物学会各賞の授賞を下記のとおり行いました。授賞式は第39回日本食品微生物学会学術総会会期中に行い、「研究奨励賞」および「論文賞」は会務総会終了後に、また「功労賞」は学術交流会で、宮本理事長から授与されました。「優秀発表賞」は、学術総会2日目のシンポジウムⅡ終了後に、西川学術総会長から授与されました。
研究奨励賞
- タイトル
- 「大腸菌の血清型を網羅的に判定できるPCR法の開発に関する研究」
- 受賞者
- 井口 純氏(宮崎大学農学部)
論文賞
- タイトル
- 「低温性ヒスタミン生成菌Morganella psychrotoleransの水産食品における分布とヒスタミン生成能」
- 著者
- 加藤莉子*1・王 迪*1・山木将悟*2・川合祐史*2・山﨑浩司*2
- 所属
- *1北海道大学大学院水産科学院,*2 北海道大学大学院水産科学研究院
- 掲載
- 日本食品微生物学会雑誌 第34巻3号158-165, 2017
功労賞
個人
- 受賞者
- 太田 建爾氏
- 授賞理由
- 本学会の前身である「食品衛生微生物研究会」発足当初からの会員で、赤痢菌、腸炎ビブリオなど腸管系病原菌に関する調査・研究に尽力された。長年にわたりご活躍され、本学会の発展に大きく貢献された。
団体
- 受賞者
- デンカ生研株式会社
- 授賞理由
- 細菌鑑別試薬、毒素検出試薬などの開発・販売により食品微生物分野の検査に貢献されるとともに、本学会の学会発足時からの支援団体であり、賛助会員として学会の発展に大きく貢献された。
- 受賞者
- 株式会社ファルコバイオシステムズ
- 授賞理由
- 微生物検査講習会等の講師派遣や事務局担当を通して食品衛生分野で貢献されるとともに、本学会の学術総会や学術セミナーの運営を支援し、学会の発展に大きく貢献された。
優秀発表賞
第39回日本食品微生物学会学術総会
- 〇は講演者
- 発表題目
- 2017年に東京都内で発生したA群溶血性レンサ球菌食中毒事例
- 受賞者
- 〇奥野 ルミ※1,久保田 寛顕※1 ,内谷 友美※1 ,有吉 司※1 ,横山 敬子※1 ,貞升 健志※1 ,稲葉 重樹※2 ,宮﨑 直子※2 ,加納 亜友美※2 ,本田 榛菜※2
- 所属
- ※1 東京都健康安全研究センター ※2 八王子市保健所
- 演題番号
- 1B2
- 〇は講演者
- 発表題目
- カンパチが原因食と疑われる有症苦情事例残品中のUnicapsula seriolae寄生量の解析
- 受賞者
- 〇大西貴弘※1 ,小原徹也※2 ,新井沙倉※1 ,吉成知也※1 ,小西良子※2 ,寺島淳※1 ,工藤由起子※1
- 所属
- ※1 国立衛研 ※2 麻布大
- 演題番号
- 2B8
- 〇は講演者
- 発表題目
- ブロイラー皮膚とカンピロバクター外膜の結合に関与する蛋白の同定
- 受賞者
- 〇谷口喬子※1 ,大木万由子※2 ,三澤尚明※1,2
- 所属
- ※1 宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター ※2 宮崎大学農学部獣医公衆衛生学研究室
- 演題番号
- 2C1
- 〇は講演者
- 発表題目
- 大腸菌の熱耐性と損傷菌発生への発育培地および抗酸化剤による回復・蘇生の依存性
- 受賞者
- 〇和田彰啓1※ ,坂元 仁※2 ,土戸哲明※2 ,古田雅一※1,2
- 所属
- ※1 大阪府大院・工・量子 ※2 大阪府大・研究推進機構・微制研
- 演題番号
- P04
- 〇は講演者
- 発表題目
- 新型エンテロトキシンによる食中毒事例由来黄色ブドウ球菌のエンテロトキシン産生性
- 受賞者
- 〇梅田 薫※1 ,小野久弥※2 ,中村寛海※1 ,山本香織※1 ,小笠原 準※1 ,胡 東良※2
- 所属
- ※1 大阪健康安全基盤研究所 ※2 北里大学 獣医学部 人獣共通感染症学研究室
- 演題番号
- P12