令和5年度 日本食品微生物学会 各賞の授賞
令和5年度日本食品微生物学会各賞の授賞を下記のとおり行いました。授賞式は第44回日本食品微生物学会学術総会期間中に行い、「学会賞」、および「論文賞」は会務総会終了後に、また「功労賞」は学術交流会で、工藤理事長から授与されました。「優秀発表賞」は、学術総会終了後に、山﨑学術総会長から授与されました。
学会賞
- タイトル
- 「植物ポリフェノールの抗菌・抗毒素作用機構に関する研究」
- 受賞者
- 宮本 敬久氏 (九州大学)
論文賞
- タイトル
- 「水産加工食品からのヒスタミン生成菌の汚染実態とヒスタミン産生能」
- 著者
- 平野光祐、田原慧大、田中浩樹、京井大輔、 河原井武人、荻原博和
- 所属
- 日本大学生物資源科学部
- 掲載
- 日本食品微生物学会雑誌 39巻2号, p63‒69, 2022
功労賞
個人
- 受賞者
- 堀川和美氏
- 授賞理由
- 細菌を専門として腸管出血性大腸菌関連では本学会での多くの報告がある。 1994年から約30年にわたり本学会の会員、2002年から2019年まで評議員を務めらてるなど、学会運営に尽力された。また、2012年腸管出血大腸菌シンポジムでは司会。その他、西日本で開催をされたいくつかの日本食品微生物学会の運営委員としてもご活躍され、本学会の発展に大きく貢献された。
- 受賞者
- 貫名正文氏
- 授賞理由
- 1973年より神戸市環境保健研究所に勤務、2003年からは微生物部長を務められるなど、38年間に渡り公務員獣医師として食の安全に関わる試験研究業務に携われた。本学会では1994年から約30年以上にわたり本学会の会員、1996年から2019まで評議員を務められるなど、学会運営に尽力され、また、主に関西地区で開催される学術総会では常に実行委員会委員として、本学会の発展に大きく貢献された。
団体
- 受賞者
- 日本ハム株式会社
- 授賞理由
- 1980年から賛助会員としてご支援いただくなど、評議員も輩出していただき本学会の発展に大きく貢献された。また、研究開発ではイムノクロマト法による食中毒菌簡易迅速検査キットの実用化など食品微生物分野においても貢献されている。
優秀発表賞
第44回日本食品微生物学会学術総会
- 〇は講演者
- 発表題目
- 大阪府下のアライグマにおけるEscherichia albertiiの保菌率の季節性と 分離菌の解析
- 受賞者
- 〇Xu Bingting※1,畑中 律敏※1-4,Sharda Prasad Awasthi ※1-4,日根野谷 淳※1-4,山﨑 伸二※1-4
- 所属
- ※1大阪府大院・生命環境,※2大阪公大院・獣医,※3大阪公大・アジア健康科学研,※4大阪公大・国際感染症研究
- 演題番号
- A-2-4
- 〇は講演者
- 発表題目
- Campylobacter jejuniのアメーバ細胞内の生存について
- 受賞者
- 〇北出 真子,下畑 隆明
- 所属
- 福井県立大学 海洋生物資源学部
- 演題番号
- B-1-4
- 〇は講演者
- 発表題目
- Liquid smoke類を用いた糸状菌の制御法に関する研究
- 受賞者
- 〇早川 綾音,中村 綾花,久田 孝,高橋 肇
- 所属
- 東京海洋大学食品微生物学研究室
- 演題番号
- C-1-7
- 〇は講演者
- 発表題目
- ノロウイルス検便検査(リアルタイムRT-PCR法)において試験成立を担保する新規内在性コントロールの開発
- 受賞者
- 〇齋藤 憲介※1,左近 直美※2
- 所属
- ※1タカラバイオ株式会社,※2大阪健康安全基盤研究所
- 演題番号
- D-2-3
- 〇は講演者
- 発表題目
- 下痢原性大腸菌とEscherichia albertiiを同時検出するマルチプレックスPCR法の 開発と評価
- 受賞者
- 〇佐野 卓磨、大野 達哉、内田 宣邦、山嵜 裕之
- 所属
- 関東化学㈱ 生命科学研究所
- 演題番号
- P-21
- 〇は講演者
- 発表題目
- 低温増殖性Paenibacillus dokdonensis芽胞の耐熱性に及ぼす食品添加物の影響
- 受賞者
- 〇葛西 泰吉※1,小林 哲也※1-2,山木 将伍※1,山﨑 浩司※1
- 所属
- ※1北海道大学大学院水産科学研究院,※2北海道立総合研究機構食品加工研究センター
- 演題番号
- P-45
- 〇は講演者
- 発表題目
- 抗ノロウイルス効果を有する天然抽出物素材のスクリーニング
- 受賞者
- 〇西谷 巧太,盛田 隆行,勢戸 祥介
- 所属
- セッツ株式会社
- 演題番号
- P-52