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- 2024年
NGS座談会 第4回 始めてみたは良いけれど当時は苦労の連続~多株解析と解析データの整理~
司会進行:三宅 眞実(大阪公立大学)
参加者 :野本 竜平(神戸市健康科学研究所)、和田 崇之(大阪公立大学)、中村 寛海(大阪健康安全基盤研究所)
第3回の要約
大阪公立大学の和田さんから、NGS解析を始めたきっかけと、当初の苦労について話してもらいました。まだ始まったばかりの頃で、みんな手探りで取り組んでいた様子がひしひしと伝わってきました。
第4回
野本
当時のプログラミング言語の主流は「Perl」でしたよね。
和田
そうです。そんな中、ある企業の方が「これからはPythonです」と言っていたんです。で、気になって後でその人に連絡を取ってみたら、もう退職してました(笑)。黎明期のようでしたね、当時は。急激に技術が変化していた。そんな中で、結核菌のゲノムデータを扱っていました。
和田
結核菌の面白いところは、組み換えがほぼ起こらない。ゲノムデータがすごく素直で、だから多株比較解析をしたら変異箇所は(素人でも)頑張れば見えるのではないかと思っていました。でも1菌株のゲノムを読むのに何十万円もかかっていた。学会発表でこれからも菌株を読んでいきたいとい...
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