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  • 2024年

NGS座談会 第5回 ゲノムデータの管理の問題点?!

司会進行:三宅 眞実(大阪公立大学)
参加者 :野本 竜平(神戸市健康科学研究所)、和田 崇之(大阪公立大学)、中村 寛海(大阪健康安全基盤研究所)

第4回の要約

大阪公立大学の和田さんから、NGS解析を始めるときに一番苦労したことについて話してもらった。試行錯誤でデータ解析する際、特にその履歴を管理することなどに頭を悩まされた様子がひしひしと伝わってきた。今回はデータ管理について、さらに大きな課題が指摘された。

第5回

野本
和田先生が話されていたデータ管理については私も苦労しました。たとえばこんなこともあります。すでに論文化したデータの、元データに手を加えて新しい解析を始めようとしたとします。「あれ、もともとのリードデータはどこ行った?」っていうことがあるわけです。たとえば業務用の解析用パソコンが4つぐらいあって、それぞれにいろんなデータが入っていると、どこに欲しいリードデータがあるかわからなくなる。最近は新しいリードデータはNAS(ネットワーク下に置いた共用ハードディスク)にまとめるようにしていますが、昔のデータについてはまだ整理ができていない部分...

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