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  • 2024年

NGS座談会 第7回 中村先生の苦労と、NGS解析依頼のコツ

司会進行:三宅 眞実(大阪公立大学)
参加者 :野本 竜平(神戸市健康科学研究所)、和田 崇之(大阪公立大学)、中村 寛海(大阪健康安全基盤研究所)

第6回の要約

中村先生がNGSデータの解析を始めたいと思ったきっかけは、分離菌株の解析手法が配列ベースの方法へと変わりつつあったことと、ゲノム配列解析に研究支援が得られるようになったこと、そして自分独自の研究を進めるには自分で配列解析をする必然性を痛切に感じたことが大きかった。

第7回

中村
ゲノム解析には無限の可能性があって、いろんなことができるということはわかりながらも、なかなかそのデータを自分で思うように解析するのはまだハードルが高い。最近は、ゲノム配列データさえあれば、アプリケーション・ソフトに配列を入れるだけで系統樹解析まで出力してくれるものもあるようです。でもその結果が、本当に正しいのかについて、自分では判断しにくい部分もあり、悩ましいところです。

和田
そこはゲノムの話だけではなくなってるんですよね。菌株をどこから分離したとか、臨床微生物学背景からゲノムデータを見ることがどうしても...

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