執筆要領(平成30年10月15日改訂、実施)

1.原稿(和文,英文および要旨を含む)はA4版縦白紙を用い,上下左右各3cm余白を取り,10ポイント以上のフォントを使用し,1頁約25行で印字する.和文原稿は,新かな使い(別表「現代かなづかいの記載の手引き」を参照),常用漢字で記載する.和文,英文,いずれの場合にも,各ページの左余白に行番号を記載し,通し頁をフッタの中央に入れる.

2.数量の単位および略記は,国際的に使用されている記号を用いる.主なものについては,次に凡例を示す.

m cm mm nm L mL μL μm g mg ℃ M mM hr (時間)min(分)sec(秒)

3.細菌,放線菌の学名については国際細菌命名規約,カビ・酵母では国際植物命名規約に準じて記載し,イタリック体とする.微生物に関する用語などは「微生物学用語集(英和・和英)」(日本細菌学会用語委員会編,南山堂)などによる.化合物名は原則として和名を用い,「学術用語集,化学編」(文部省学術用語審議会編,南江堂)および「食品添加物公定書」による.やむをえず化合物名を英語で書く場合は文中では原則として小文字とする.動植物名はかたかな書きとするが,加工や調理された食品はこの限りではない.なお,サルモネラの血清型はS. Typhimuriumのように記載し,イタリックにしない.

4.図・表はそれぞれ Table 1, Fig. 1と一連番号を記し,本文とは別にして、本文中に挿入すべき場所を原稿の欄外に朱書きする. 論文 (原著, 短報) の図・表の表題ならびに説明は原則として英文とする. 論文以外 (調査, 事例,資料および技術など)の図・表については,和・英文のどちらでもよい.原図は白紙に白黒で明瞭に印刷する.

5.写真は硬調にプリントした光沢仕上げのものを厚手上質紙に貼り付ける.

6.文献は8, 11, 29)のように引用箇所の肩に番号と片カッコを付け,最後に一括して日本語文献と外国語文献とに分けずに,すべて筆頭著者のアルファベット順に列記する.著者名は全員を記す.

文献引用例

雑誌の場合は,著者名:表題.雑誌名,巻数,頁-頁 (年号).の順とする.雑誌の名称については略名が定められているものにおいては,その略名に従う.

  1. Filtenborg, O., Frisvad, J. C. and Svendsen, J. A.: Simple screening method for molds producing intracellular mycotoxin in pure cultures. Appl. Environ. Microbiol., 54, 581-585 (1983).
  2. 栗原健志,今井忠平,後藤公吉,小沼博隆,品川邦汎:殻付卵表面の細菌汚染状況とその汚染源に関する研究.日食微誌,13, 111-116 (1996).

文献記載欄において,10名以上の著者が並ぶ場合は,すべての著者を記載せず,下記例(5名までを記載し,その他は省略)に従う.

  1. Giron, J. A., Jones, T., Millan-Velasco, F., Castro-Munoz, E., Zarate, L., et al.: Diffuseadhering Escheri chia coli (DAEC) as a putative cause of diarrhea in Mayan children in Mexico. J. Infect. Dis., 163, 507-513 (1991).
  2. 平野敬之,増本久人,船津丸貞幸,藤原義行,池添博士ら:平成16年秋に集団発生した肺吸虫による食中毒事例について.Clin. Parasito1., 17, 60-62 (2006).

単行本の場合は,著者名:表題.書籍名.編者,頁-頁,発行所,同所在地(発行年).の順とする.

  1. Nakanishi, H., Murase, M., Nukina, M., Takizawa, K., Asakawa, Y. and Sakazaki, R.: Present aspects of Salmonella contamination of meat in Japan, Control of the microbial contamination of foods and feeds in international trade: Microbial standards and specifications. Kurata, H. and Hesseltine, C. W. (eds.), p. 121-132, Saikon Publishing, Tokyo (1982).
  2. 坂井千三:セレウス菌の同定および食中毒原性の検査法.食中毒.坂崎利一編,p. 720-723,中央法規出版,東京 (1981).

官報・局長通知等の場合は以下のように記す.

  1. 厚生省生活衛生局長:腸管出血性大腸菌O157の検査法について.平成9年7月4日,衛食第207号/衛乳第169号(1997).
  2. International Organization for Standardization, EN ISO 16140. Microbiology of food and animal feeding stuffs. Protocol for validation of alternative methods. ISO, Ceneva, Switzerland (2003).

特許の場合は以下のように記す.

  1. Ohashi, M. and Adachi, O.: U.S. Patent 5565329 (1996).
  2. キッコーマン(株):公開特許公報,特開2001-157597 (2001).

私信,講演要旨集(一般講演,シンポジウムなどを含む),インターネットホームページ,未発表のものは文献として引用しない.ただし本文中に( )で記載することは妨げない.

7.原稿には表紙を付け,表題,著者名,所属機関名,所在地を和文と英文で記載する.

〔例〕

牛乳におけるセレウス菌の挙動に関する検討
天野 遥*1・田中美苗*2・海野幸夫*3
(*1名古屋市衛生研究所,*2国立医薬品食品衛生研究所,*3東京海洋大学)
*1〒467-8615名古屋市瑞穂区萩山町1-11
*2〒158-8501東京都世田谷区上用賀1-18-1
*3〒108-8477東京都港区港南4-5-7

Studies on Behaviors of Bacillus cereus in Milk
Haruka AMANO*1, Mina TANAKA*2 and Sachio UMINO*3
(*1Nagoya City Public Health Research Institute, Hagiyama-cho, Mizuho-ku, Nagoya 467-8615)
(*2National Institute of Health Sciences, Kamiyoga, Setagaya-ku, Tokyo 158-8501)
(*3Tokyo University of Marine Science and Technology, Konan, Minato-ku, Tokyo 108-8477)

注)

  1. 表紙は1頁におさめる(1行の字数および行数にこだわらない)
  2. 英文の住所は市,町または区まで記載

8.日本食品微生物学会雑誌投稿用紙(別紙)に所定の事項を記入し,原稿に添付する.

付記(平成28年1月現在)

超過ページ料は刷り上がり1ページ当たり10,000円とし,論文受理後に,それぞれ納入するものとする.

別刷代は30部まで無料,31部以上は原則として50部単位とする.頁数と部数による代金は下記のとおりである.ただし,「表紙付き」と「表紙無し」では代金が異なります.

「表紙無し」

頁/部数 50部 100部 150部 200部 250部 300部
2頁 5,500 8,000 10,500 13,000 15,500 18,000
4頁 6,000 9,000 12,000 15,000 18,000 21,000
6頁 6,500 10,000 13,500 17,000 20,500 24,000
8頁 7,000 11,000 15,000 19,000 23,000 27,000
10頁 7,500 12,000 16,500 21,000 25,500 30,000

「表紙付き」

頁/部数 50部 100部 150部 200部 250部 300部
2頁 12,600 15,600 18,600 21,600 24,600 27,600
4頁 13,100 16,600 20,100 23,600 27,100 30,600
6頁 13,600 17,600 21,600 25,600 29,600 33,600
8頁 14,100 18,600 23,100 27,600 32,100 36,600
10頁 14,600 19,600 24,600 29,600 34,600 39,600